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トップページ > 委員会活動 >異文化看護データベース > 国別詳細

異文化看護データベース

中華人民共和国 / People's Republic of China

言語

  • 標準語は北京語に代表される北方語を基礎として若干の改訂を加えた普通話。
  • イギリスの植民地であった香港では広東語や英語も公用語。

(Wikipedia 中華人民共和国)

民族

  • 92%が漢民族
  • 残りの8%は55の少数民族

(Wikipedia 中華人民共和国)

宗教

国教はなく、主な宗教は仏教、道教、イスラム教、キリスト教

(Wikipedia 中華人民共和国)

風俗、習慣、健康等

1. 風俗、習慣
中国には、いまでも戦争の傷跡を心に残す人々がおり、また一般的に中国国民は日本人の言動に敏感なところがある。

2. 少数民族
中国には多数の少数民族が居住している(55の少数民族があると言われている。)。少数民族居住地域に入る際は、それぞれの民族の習慣・風俗に十分配慮が必要。

3. 健康等
地域によっては衛生状態は必ずしもよくない。伝染病や寄生虫病予防のために、生ものは口にしないなど衛生面に注意が必要。

水道水はかなり硬度が高いので、料理・飲用には沸かして使用する必要がある。

A型・B型肝炎の感染例も比較的多く、長期滞在する場合は予防接種が必要。鳥インフルエンザの人への感染例、死亡例も報告されている。中国では今も狂犬病による死者が毎年出ている。

(外務省海外安全ホームページ)

妊娠・出産に
関する風習

  • 中国では出産といえば主に男の子が生まれることを意味する。そのため、男の子が生まれるようにたくさんのひまわりの種やすいかの種などの種ものを食べたり、餃子(男の子と出会う)とナツメ(早く生まれる)、ピーナッツ(子どもを順調に産み落とす)を妊娠中あるいは妊娠前に食べる習慣がある。
  • また、中国人医師で産婦人科医はすべて女医で、男子禁制が徹底している。
  • 香港における妊娠中の言い伝えはたくさんあり、色の白い子どもを産むには白い色の飲み物を飲むとよい、引越しはしてはいけない、家具も動かしてはいけないなど。さらには、おなかが前にせり出していたら男の子、横だったら女の子とも言われている。「風水」を大切にする香港人は、赤ちゃんの誕生に対しても、風水師に相談する。若い人はあまりこだわらないが、祖父、祖母は真剣な様子。風水師は、両親の生まれた時間をもとに子どもにとって一番よい誕生時間を決め、これによってその赤ちゃんの人生が変わるというのだから、実際の出生時間と多少違っても、風水師の決めた時間を登録するそう。
  • 産後1ヶ月は坐月といわれ、産婦は家から出れない。その間は回復期としてとても大切にされるが、髪の毛も洗ってはいけないといわれ、冷たい水にも触れてはいけないというほど。

(Care the World 海外出産・子育て情報ネット 世界のお産)

育児に関する風習

  • パンツをおろさずにいつでも用を足せるように、中国では股割れズボンというものが開発されており、股割れ下着もある。ちょうどお股のところが切れていて、おしりまで丸出しの状態。また、トイレット・トレーニングは1才前に始めるが、まだ排尿のコントロールができていないので、保育園によっては1日の多くの時間をおまるにすわらせておき、そしてそこにすわったまま、ごはんも食べるとのこと。
  • 香港人女性の多くは仕事についているため、母乳で育てる人が少ないのが現状で、産前産後でも10週間しか休みがないので、母乳育児に対する執着心もあまりない。そのため、公共の場での授乳室はほとんど見つからない。

(Care the World 海外出産・子育て情報ネット 世界の子育て)

終末期・葬式に
関する風習

火葬が一般的。遺骨は納骨堂に納め、故人の写真をはめこんだ木箱に遺骨を納め、ここの棚に安置する。近年では、揚子江河口での撒骨も盛んになりつつあるなど、葬送スタイルの多様化が進んでいる。
(葬祭研究所 世界のお葬式)

教育

9年間の義務教育が定められている。地域によっては未就学児童が多く存在し、ドロップアウト率が高いことも指摘されている。中等教育以上は、一般高校・大学・専門学校・職業学校など様々である。
「世界の公衆衛生体系」1999年 財団法人日本公衆衛生協会

国家保健・医療

  • 保健衛生行政は、全国人民代表大会、国務院の下にある衛生部がその中心的機能を持っている。
    衛生部は1996年の時点で14の局・庁を持っている。
  • 例外的に個人開業は認められているが、基本的に医療は市場経済に含まれていないため民間の概念は存在しない。
  • 医療施設の整備はまだ不十分である。特に農村部で医療ネットワークシステムの構築が目指されているが、低い水準のままである。

「世界の公衆衛生体系」1999年 財団法人日本公衆衛生協会

死因

上海では脳血管疾患・がん・呼吸器疾患・心臓病の順に多く、この4つで全死因の76%を占めている(1994年)。北京では心疾患、脳血管疾患による死亡率が高く(1987-93年)、特に心疾患による死亡率は上海の2倍である。反対に上海では悪性新生物の死亡率が高く、北京の1.3倍である。内陸部では、生活習慣病の死亡率が大半を占めているが、沿岸部に比べ肺炎等の呼吸器疾患や外傷・中毒による死亡が目立つ。
「世界の公衆衛生体系」1999年 財団法人日本公衆衛生協会

出産について

  • 1963年に合計特殊出生率が7.5とピークを迎えてから低下傾向。1979年に一人っ子政策が始まったが、巨大人口を抱えた低い出生率の達成は今後極めて深刻な高齢化問題に直面せざるを得ないというジレンマを抱えている。
  • 妊産婦死亡は推計では中国の調査値10万対82の5割増の120と考えられる。

「世界の公衆衛生体系」1999年 財団法人日本公衆衛生協会

予防接種

BCG:99
DTP1:99
DTP3:99

B型肝炎:99
麻疹:99
ポリオ:99

(2011) (WHO)

医療施設

1988

  • 県以上レベル病院(61383)
  • 総合病院(9395)
  • 中医病院(1845)
  • 医学校付属病院(184)
  • 伝染病院(133)
  • 精神病院(414)
  • 結核病院(115)
  • 婦幼保健院(310)
  • 児童病院(30)
  • ハンセン病院(50)
  • 職業病院(44)
  • がん病院(37)
  • 専科病院(237)
  • 農村衛生院(47529)
  • その他の病院(1059)

( )内は把握されている数
「世界の公衆衛生体系」1999年 財団法人日本公衆衛生協会

医療職種

  • 医師(漢方医師・西洋医師・漢方西洋統合医師)45%
  • 看護師(上級看護師・看護師・看護補助員)30%
  • 検査技師
  • 薬剤職員10%
  • 検査職員5%
  • 助産師1%

「世界の公衆衛生体系」1999年 財団法人日本公衆衛生協会

合計特殊出生率

1.6 (2010) (WHO)

乳児死亡率
(出生千対)

16 (2010)(WHO)

平均寿命

男:72 (2009)(WHO)
女:76 (2009)(WHO)