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異文化看護データベース

南アフリカ / Republic of South Africa

言語

英語、アフリカーンス語、バンツー諸語(ズールー語、ソト語ほか)の合計11が公用語(外務省HP 南アフリカ

民族

黒人(79%)、白人(9.6%)、カラード(混血)(8.9%)、アジア系(2.5%)
外務省HP 南アフリカ

宗教

キリスト教(人口の約80%)、ヒンズー教、イスラム教
(外務省HP 南アフリカ

その他の風習・文化

  • イギリスの影響を受けていることもあって、病院では6時のティーから始まり、1日5回もティータイムがある。ちょっとしたクッキーに紅茶かコーヒーが添えられる。
    (Care the World 海外出産・子育て情報ネット 世界のお産)
  • バンツーという部族はベッドの下にレンガを積んで、ベッドを高くして寝る習慣がある。これは虫が上がってこないようにとか、空気は上の方が暖かいから、ベッドの下を有効利用などを考えがちだが、そうではない。単に魔よけなである。この魔物はからだが小さいから上まであがってこないと信じられている。
    (Care The World 海外出産・子育て情報ネット 世界の子育て)

風俗、習慣、健康等

1.風俗,習慣,国民性に関する留意事項
南アフリカでは,1991年にアパルトヘイトの根幹を成していた法律がすべて廃止され,1994年に初めての民主的な総選挙が実施された結果,南アフリカ史上初の黒人大統領が誕生した。以来,国内の政治情勢は概ね安定し民主主義が着実に根付きつつある。一方で,依然として失業率は高く,貧富の格差が大きいことから,低所得者の生活向上が喫緊の課題となっている。このため,労働組合等によるデモが頻繁に行われているが,過激化することもあるので注意が必要。

2.健康管理上の留意点

(1)

南半球に位置するため,日本とは季節が逆になる。特に冬季(6月から8月)は,昼夜の気温差が大きく,また最低気温は零度近くまで下がることもあり,風邪やインフルエンザにかかりやすくなる。また,乾燥した気候のため,喉や皮膚の弱い人は加湿器やクリームを使用する等の工夫が必要。

(2)

都市部における水道水や食物の衛生状態は概ね良好だが,旅行者の場合,飲用にはミネラルウォーターを利用することが勧められる。

3.注意すべき感染症

(1)

マラリア

(2)

狂犬病

(3)

その他
髄膜炎菌性髄膜炎や河川などに入ることで皮膚から入る寄生虫症(住血吸虫症)などがある。また,南アフリカは,世界で最もHIV感染者・AIDS患者の多い国のひとつ。日常生活での感染のリスクは低いものの,他人の血液や体液には直接触れないようにする等の注意が必要。

4.医療事情
私立病院(歯科を含む)の場合,施設や医師を選べば,満足できる医療水準が期待できる。一刻を争う病気の発症や事故に遭った場合は,私立病院の救急部(Casuality又はTrauma Serviceと呼ばれ,24時間体制をとっている)を利用することになる。搬送手段は救急車を呼ぶ方法と自分で出向く方法があるが,救急車は到着までに30分以上かかることが多いので,状態が許せば自分で病院に行く方が良い。 ただし,私立病院は日本と比較しても割高。南アフリカの医療は分業化が進んでおり,医療費は医師,病院,検査等別々に請求されるシステムである。

(外務省 海外安全ホームページ)

妊娠・出産に
関する風習

  • 南アフリカのヨハネスブルグはたいへんな近代都市である。医療の面でも進んでいる。無痛分娩と聞くと日本ではあまり一般的でなく、事故なども聞くので、日本人はためらいがあると思うが、多くのドクターは無痛分娩を勧めている。
    (Care The World 海外出産・子育て情報ネット 世界のお産)
  • 南アフリカのいくつかの地域では、例えばツワナ族のように、後産のみならず母親の毛髪や爪、母乳の一部が老齢の女性の手で秘密の場所に埋められる。
    (「母乳育児の文化と真実」 ナオミ・ポームスラグ ダイヤ・L・ミッチェルズ著 2003年メディカ出版発行)

終末期・葬式に
関する風習

  • 人が死亡すると、医師の死亡診断書を持って地区の裁判所に届け出る。
  • 大部分は私営の葬儀会社を利用する。
  • 墓地は大部分が公営で、夫婦単位の墓所を求める人が多い。
  • 熱心な信者は自身が属する教会での葬儀を希望するが、一般には葬儀社内の礼拝堂か墓地での簡単な葬儀を望む傾向が強い。
  • アフリカ大陸で最も火葬率が高い。
  • 葬儀は一般に親類縁者をより多く集めて盛大に行う人が多い。

(世界の葬式 松濤弘道 新潮選書 1991)

医療に関するタブーなど

妊娠発覚後の結婚はエジプトでタブー視されている。
(世界の医療団)

母乳育児

母性保護について
世界労働機関(ILO)が1919年に出産後6週間の有給を、1952年に就業時間中の有給の授乳時間を取れるよう定め、南アフリカのような労働組合が強い国では、女性のための母性及び健康の権利が達成されてきた。
(「母乳育児の文化と真実」 ナオミ・ポームスラグ ダイヤ・L・ミッチェルズ著 2003年メディカ出版発行)

教育

義務教育年数 9年 (2006)
識字率(女)80.9% (1996)
識字率(男)84.1% (1996)
識字率(全)82.4% (1996)
純就学率、小学校(女)87% (2004)
純就学率、小学校(男)87% (2004)
純就学率、小学校(全)87% (2004)
(アフリカ理解プロジェクト)

死因

人口10万人対(2004)

  • 結核(149.3)
  • HIV(28.5)
  • 悪性新生物(70.2)
  • 循環器疾患(169.5)
  • 呼吸器疾患(163.6)
  • 消化器疾患(35.0)
  • 交通事故(11.1)
  • 不慮の事故(11.9)
  • 自殺(0.8)

(世界保健統計2010

予防接種

BCG、ポリオ、DPT、MMR、B型肝炎、Hibの予防接種が行われている。
私立の学校では入学時に予防接種証明書の提出が必要
(子どものための予防接種 南アフリカ)

BCG:78
DTP1:77
DTP3:72
B型肝炎:76

Hib:72
麻疹:78
破傷風:77
ポリオ:73

(2011)(WHO)

医療職種

  • 医師 0.8(対1000)
  • 看護師助産師 4.1(同)

世界保健統計2010

合計特殊出生率

2.5 (2010) (WHO)

乳児死亡率
(出生千対)

41 (2010) (WHO)

平均寿命

男:54 (2009) (WHO)
女:55 (2009)(WHO)