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異文化看護データベース

ユダヤ教

食文化のタブーなど

  • 反芻し、かつ蹄の割れている動物(例えば牛、山羊、羊、鹿)は許されているが、ラクダ・豚・野ウサギ・タヌキ・トビネズミなどは禁止されている。
  • 鰭と鱗をもった魚は許されるが、その他のあらゆる水生動物(ウナギ・貝類・エビなど)は禁止される。
  • 食肉は独自の方法で処理を施す。
  • 肉と乳とを一緒に料理して食べることが禁じられている。また、魚と肉を一緒に料理し、かつ口にすることは健康上の理由から禁じられている。また、ミルクや卵のような動物の副産物も、許された動物がもたらしたもののみが食用として認められる。唯一の例外は蜂蜜である。
  • 昆虫や幼虫を口にすることも禁じられているので、これらが付着しているかもしれない野菜や果物は食用にする前によく調べ、洗わなければならない。
  • このほか、異種の種子を混ぜて栽培すること、ブドウ園に穀物の種子をまくこと、異種の木を接木することなどに関する共通の禁令がある。

(「ユダヤ人−信仰とその生活」アラン・ウンターマン著 石川耕一郎・市川裕訳 1983年 株式会社筑摩書房 発行)

その他の風習・文化

ユダヤ教の暦のなかで、安息日は一番大切な日である。ユダヤ教で安息日は、神が天地を創造したことを覚えるとともに、神がユダヤ人の歴史を救い、ユダヤ人が神の民であることを覚える記念日である。安息日に労働をしてはいけないため、厳格なユダヤ教徒は金曜日の日没前までに食事の支度をし、安息日である土曜日は調理を行わない。(Wikipedia:安息日)

育児に関する風習

  • 生後8日目の男児の亀頭包皮を切除する割礼が行われる。これは人間は自己を完成しなければならぬ、肉体のあらゆる器官を通して神に仕えなければならぬ、その自然の状態に満足してはならぬ、腐敗しきっている環境の中でこれに染まることのないように自己を清く保たねばならぬと教えるためとされている。これはアダムの犯した罪のための贖罪、イスラエルが自然を超越するしるし、ユダヤ人選びの紋章とみなされている。
  • 子供が話し始める3歳から、聖書の章句を始めて教えるべきとされている。
  • 3歳までは性別なしに遊びまわることが許されるが、3歳から男児は頭髪を刈り、房飾りのついた内着を着始め、頭に丸帽をかぶるのが慣わしである。女児は将来ユダヤ人女性として果たしていく役割のために特にこれといって儀式的なけじめをつけることはないが、この年齢から性的には女とみなされることになる。
    (「ユダヤ人−信仰とその生活」アラン・ウンターマン著 石川耕一郎・市川裕訳 1983年 株式会社筑摩書房 発行)
  • 少なくとも24か月は母乳で育てられるべきとされている。
    (「母乳育児の文化と真実」 ナオミ・ポームスラグ ダイヤ・L・ミッチェルズ著 2003年メディカ出版発行)

終末期・葬式・
埋葬に関する風習

  • 臨終の人間に行う聖礼典はない。しかし周囲で看取っている人々は「自分の罪を告白した人でも生き続けている人はたくさんいること、また、いずれにせよ罪の告白は来るべき世で報いを得る保証となるものだ」と語り、彼に告白すべき罪がないかを尋ねる。
  • また、臨終の者がただ一人淋しく死んでいくことのないように付き添うのは義務であるとされている。臨終に際しては、その場に居合わせた者は着衣を裂き、神の裁きの正しいことを受け止めて、「真実の裁きに祝福あらんことを」と祈る。周囲にある水はどれもこれも、その器から流してしまわなければならない。死の天使がこれを穢し、飲むと危険を招くと信じられているからである。
  • 埋葬を遅らせることは禁じられているので、死がいったん確認されたら直ちに葬儀の準備にかからなければならない。白リネンの経かたびらを用意し、遺体をすっかり清拭し、宗教的に定められた量の水を振りかける。その後で香油を塗る。
  • 正統派ユダヤ人は火葬を行わないが、改革派ユダヤ教は火葬に反対しない。
  • 近親者は身内のために喪に服す。服喪期間とその程度は、死者との関係の深さによって異なり、両親の喪が最も厳しい。死の時から喪服者はネオンと呼ばれ、肉と葡萄酒を口にすることはできず、更に通常のユダヤ人の宗教儀式一切を行ってはならない。
  • 埋葬式後7日間遺族は完全な服喪の状態にある。彼らは家にこもりそこで祈りを捧げる。裂いた上衣を身にまとい、低い椅子に腰を掛け、頭髪は刈らず、ひげを剃らず、革靴を履かない。この期間遺族には性行為、体を洗うこと、仕事に従事すること、トーラーを学ぶこと、音楽を聴き楽しむことが禁止されているが、人前で服喪が禁止されている安息日だけは家を出てシナゴーク礼拝に参加してよい。
  • 親族・友人・隣人たちは服喪者の家に集い、祈りに参加して遺族を慰める。この期間が過ぎると服喪者は葬儀から数えて30日目まで続く反服喪の期間に入る。この期間遺族は頭髪を刈らず、新調の衣服を身につけず、祝い事にかかわらずシナゴークの定席には座らない。しかし仕事に戻り、社会生活を再開することはゆるされる。配偶者、子供や兄弟の死に服喪するものは、この期間の終了とともに喪があくが、親の死の場合には丸1年喪が続く。ただし頭髪は見苦しくなったら2〜3ヶ月後に刈ることは認められている。

(服喪に関した規定の多くは、遺族の経済的、社会的生活をかなり束縛することになるが、伝統を固守する人々以外では守られていない。改革派ユダヤ教服喪の期間を縮小し、内容も軽減しているのが普通である。)
(「ユダヤ人−信仰とその生活」 アラン・ウンターマン著 石川耕一郎・市川裕訳 1983年 株式会社筑摩書房 発行)

その他の風習・文化

ユダヤ教の暦のなかで、安息日は一番大切な日である。ユダヤ教で安息日は、神が天地を創造したことを覚えるとともに、神がユダヤ人の歴史を救い、ユダヤ人が神の民であることを覚える記念日である。安息日に労働をしてはいけないため、厳格なユダヤ教徒は金曜日の日没前までに食事の支度をし、安息日である土曜日は調理を行わない。
(Wikipedia:安息日)